ふろしきのサイズを表す「巾(はば)」という言葉。
実際にはどのぐらいの大きさを表すものかご存知ですか?
もともとは呉服などを扱う業界で使われていた言葉が
元になっています。
昔は反物の幅が現在の約36㎝と決まっており、それより大きい巾の反物がほしい場合には、36㎝の巾の物を横につなぎ合わせていました。
現在、京都のれんでは、ふろしきの大きさを”2巾”・”3巾”などを表示していますが、これは「2巾分、つまり36㎝を2枚分の大きさ」ということになります。
ちなみに・・・36㎝を2枚分ということは72㎝となるはずですが、実際には、約68㎝。計算が合いませんよね。
これは、縫い合わせた縫いしろがある為なんです。
よって、3巾も単純に36㎝×3=108㎝でなく実際には約105㎝になるんですね。
ざっと大きさを知る手掛かりとしてこんな豆知識を持っておくのも、”つう”ですよね。