「金魚づくし」のデザインについて
「金魚づくし」の風呂敷が非常に人気があります。
「金魚づくし」のデザインについて少しご紹介していきます。
風呂敷は白地となっており、水墨画で描かれた黒い金魚が大半を占めています。
そのなかに何匹か、朱色で描かれた金魚がおり、目を引きます。
まるでその場で金魚が実際に泳いでいるような、躍動感のあるデザインとなっており、
何匹か固まって泳ぐ金魚が何とも愛らしいです。
「金魚づくし」は贈り物を包んだり、弁当箱を包む際にも風呂敷は重宝しますので、
このようなスタイリッシュでモダンなデザインの風呂敷で包むことで、持ち主の
オシャレな雰囲気を引き出してくれるのではないでしょうか。
和の雰囲気を感じさせるデザインですが、白と黒と朱色という三色だけを
使用したシンプルな色彩が見事です。
自由に泳ぐ金魚をイメージ!金魚柄で風呂敷をおしゃれに彩る
金魚の飼育は室町時代に中国から日本に伝えられ、江戸時代には大いに流行しました。
こうした世相に合わせてさまざまな装身具や工芸品などにもその意匠をあしらったものが現れ、現代にも伝わっています。
その代表的な存在と言えるのが、風呂敷です。
風呂敷は衣類や重箱、酒瓶などさまざまな物を包むのに使われる一枚の布で、かつては贈答品を相手方に持参する際に必ずといっていいほど利用されたことから、デザインに凝ることは一種の社交に通じていました。
色鮮やかな魚たちが涼しげに泳ぐ様子を描いた図柄は、暑中見舞いなどの時期には特に人気がありました。
こうした図柄は今もなお根強い人気があり、新鮮だけどどこか懐かしい、和テイストのおしゃれアイテムとして愛好されています。
新作も次々と発表されており、水墨画風、幾何学模様風などデザインやタッチのバリエーションも豊富です。
「粋(いき)」を演出する小物として、さまざまなシーンで活用されています。
意外に多い!?金魚の体色と模様の種類
金魚は観賞魚としての長い歴史を持っています。
その間、品種改良を重ねることで色や模様などにさまざまなバリエーションがもたらされてきました。
体色で中心となるのは、赤・白・黒の三色です。模様もこの三色の組み合わせが基本となります。
よく知られている模様としては全身が赤くて尾やヒレの先端が白っぽい素赤、赤と白が混じった更紗、頭が赤くて体が白い紅頭などがあります。
素赤や更紗は琉金の模様でおなじみです。一方、赤・白・黒の三色が全身に散りばめられたような模様もあり、その名も三色と呼ばれています。
全身が一色のみ、というタイプもいます。
このタイプでは、黒一色の出目金が有名です。
白一色というタイプは以前は商品価値が低いとされてあまり流通していませんでしたが、配色のバランスを考えて愛好する人も増えてきています。
その他、青・茶・緑などの体色もあります。
また、生まれつき色素が欠損したアルビノという個体は、「白い」というよりは「色がない」という、珍しい外見をしています。
サイズと素材から選ぶ
金魚づくし シリーズ





生産 |
日本製 |
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デザイナー |
杉田 扶実子 |