Oyatsu部の誕生秘話
京都のれんのオリジナルふろしきには、Neko iro、夜色、空色などネーミングにイロのつく人気商品がございます。ある日の製作ミーティングのおり女子スタッフの一人が「新柄に「おやついろ」なんてどうでしょう!?」となんとも不思議な造語を発しました。その言葉におやつ好きの別の女子スタッフが♡反応いたしまして、そもそも「おやつ」とはどこから来た言葉なのか調べてみたのです。
「おやつ」とはなんと、江戸時代に使われた時刻の表現で「八つ(八つ時)」からきておりました。現代の時間で言うと午後2時〜3時頃。この頃に小腹が空くのは今も昔も同じようで、空腹感を満たすための間食をしていたのがいつしか習慣化して「お八つ」と呼ばれるようになったそうです。
普段なにげに使っていた「おやつ」という言葉が実は江戸時代から綿々と使い続けられ、現在でも私たちをドキドキワクワクさせてくれる言葉として使い続けられている。このことに感動したおやつ好きのスタッフたちが「では、ネーミングを「おやつどき」にして新柄を作ろう。」と結集。こうしてOyatsu部が誕生したのです。
シリーズ「Oyatsu doki」には、江戸時代の言葉「八つどき」と「おやつ」と聞けばドキドキワクワクする気持ち、この二つのキーワードがもり込まれています。
Oyatsu部がつくるふろしき
日本が飽食の時代となって、お菓子の世界でもスイーツと称されるおしゃれで手の込んだ創作菓子が人気を博す昨今です。。でもその裏では何十年、はたまた何百年と少しずつ形を変えたり味を変えたりしながら小さな子どもから大人にまで愛され続けているお菓子、おやつがあります。それは手作り感いっぱいだったり、素朴な味だったり、決して高価ではないけれどいつの時代もお腹と心を満たしてくれる元気の源でした。
今回Oyatsu部はそんな昔ながらのお菓子に敬意を表し、懐かしくてほっこりしてなおかつ新しい感覚のふろしきを製作してまいります。
Oyatsu部は20代から60代のいろんな年代のメンバーが集まっています。
どんな化学反応がおこるのかご期待ください。私たちメンバーも楽しみにしています。